2023.07.06 up

7月6日は「ワクチンの日」

7月6日は「ワクチンの日」です。1885年のこの日、フランスの細菌学者であるルイ・パスツール博士が開発した狂犬病のワクチンが、狂犬病と診断された犬にかまれた当時9歳の少年に接種されました。

狂犬病は、発症後の致死率がほぼ100%の病気ですが、狂犬病が発症する前にワクチンを接種したおかげで少年は命を取り留めました。この出来事を記念して、ワクチンの大切さを多くの人に知ってもらうために制定されたのが「ワクチンの日」です。パスツール博士の狂犬病ワクチンは、その後の近代ワクチン開発の基礎となり、「予防接種」が世の中に広まりました。

世界中からの寄付で完成したフランスのパスツール研究所では、今でも微生物と伝染病の研究が行われています。