北海道

HOKKAIDO

概要

2019年に訪れた外国人客は250万人以上の人気観光地

広い大地に豊かな自然と都市が共存

冬の旅行は足元の装備に注意

地理

自然が豊かな場所というイメージを持つ人が多い北海道ですが、県庁所在地の札幌は日本で4番目に人口の多い巨大都市です。そのほかの主要な都市として、旭川、函館、苫小牧、釧路などがあります。面積が広い北海道ですが、都市と都市は道路や鉄道で結ばれており、各地に空港も整備されています。
札幌から近い新千歳空港から東京にある羽田空港までは、約100分。函館・東京間は新幹線で約4時間半ほどです。

自然

ほぼ全域がロシアやカナダなどと同じ亜寒帯気候に属し、冬の最低気温は-20℃にもなります。本格的な冬となる12月~2月に訪れる際は、防寒着はもちろん、スノーブーツなどの滑りにくい靴を用意しましょう。夏でも朝晩は冷えるため、羽織れるものがあると安心です。
北海道ではクマやシカ、キツネなど、野生動物が多く出没します。しかし、有害な寄生虫を持っているため、絶対に触ってはいけません。また、人の食べ物の味を覚えたことが人を襲うきっかけとなることもあり、野生動物へ餌を与えてはいけません。

観光&文化

北海道では広大な大地を利用した大規模な農業が行われており、日本の食を支える拠点であるだけでなく、パッチワークのように続く美瑛の丘陵地帯、富良野に広がるラベンダー畑など、豊かな景観を生み出し、観光客からも人気です。
冬は雪にまつわるイベントも多くあります。中でも有名なのが「さっぽろ雪まつり」。毎年2月上旬に開催され、国内外から約200万人以上が訪れます。期間中は、大きいもので高さ15メートルにもなる大雪像のほか、スケートリンクや屋台が並び、さまざまなイベントも行われます。

外国人コミュニティー

北海道に在留する外国人のうち、多くは大都市である札幌に住んでいます。札幌には外国人が情報交換できる在留外国人のコミュニティーが複数あります。公益財団法人札幌国際プラザの多文化交流部では、法律や子育てなど、さまざまな情報を提供しサポートしています。
また、北海道を訪れる外国人の旅行客は年々増えており、2019年には250万人以上が訪れました。そのため、ベジタリアンやムスリムに対する対応力の強化や、災害時のサポート体制を整える取り組みが進められています。