北陸

HOKURIKU

概要

北陸新幹線の開通によりアクセスがより便利に

一年を通して降水量が多く、雪国として有名

伝統工芸が今に伝わる金沢、多彩な海の幸を味わえる富山が人気

地理

本州の中ほどにあり、日本海に面した地域です。最も大きな都市は、金沢市(石川県)。そのほか、富山市、福井市、高岡市(富山県)などが大きな都市です。東京から金沢までは車の場合は6時間以上かかりますが、北陸新幹線を利用した場合は、約2時間半で到着。福井まで行くには、途中で特急に乗り換える必要があり、3時間半程度かかります。

自然

北陸地方は一年を通じて雨が多い地域です。石川県の金沢には「弁当を忘れても傘忘れるな」という言葉が格言として伝わるほど。2019年の年間降水日数の国内ランキングでは、1位福井県(172日)、3位富山県(166日)、4位石川県(158日)と、トップ5に北陸3県が入っています。折り畳み傘を持っていると便利です。
冬も「雪との闘い」と表現されるほど、多くの積雪があります。また、雷も多い地域で、石川県は日本一の発生率です。

観光&文化

石川県は江戸時代に城下町として栄え、江戸(東京)、大阪、京都に続く人口規模でした。当時文化奨励の政策が進められたことで、工芸が発展。現在も、加賀友禅や、九谷焼、輪島塗、金沢箔など、36種もの伝統工芸が職人たちによって受け継がれ、国内外から人気を集めています。
また、富山湾は多くの魚がすむ漁場。ブリ、ホタルイカ、紅ズワイガニなど、日本食に欠かせない多くの魚が水揚げされます。日本海に生息する約800種の魚のうち、500種が富山湾で確認できるといわれています。ぶり大根やホタルイカの昆布焼きなど、海の幸を使った郷土料理が多くあります。

外国人コミュニティー

外国人は在留・旅行客とも、ほかの地域と比較すると多くありませんが、金沢は新幹線が開通し交通の便がよくなったことや、日本らしい街並みが見られることから、近年、観光客が増え始めています。特に台湾、香港、中国など、日本の近隣アジアの国からの訪問が多い傾向にあります。より多くの旅行客を受け入れるため、多言語案内板の設置や、ハラル対応の食事などの整備の取り組みも徐々に進められています。