4月18日は「お香の日」
日本では、4月18日は「お香の日」として知られています。全国香物線香組合協議会が、1992年にお香の文化を広めるためにこの日をお香の記念日として制定しました。日本で初めてお香が現れたきっかけは何だったのでしょうか?
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お香の歴史は1400年前に「日本書紀」に記載されています。日本書紀の一巻には、淡路島に香木が漂着したことが書かれており、村人がその木を燃やしたところ、煙が島中に充満し、香りが漂いました。そのため、その木は燃やされずに天皇家に献上されることになりました。
下記は日本でお香がどのように知られるようになったかを論じた「日本書紀」の原文です。
三年夏四月、沈水、漂着於淡路嶋、其大一圍。嶋人、不知沈水、以交薪燒於竈。其烟氣遠薫、則異以獻之。
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日本書紀に書かれている「沈水」というのは香木・沈香のことです。
さらに、聖徳太子の伝記である「聖徳太子伝暦」にも同様の記述があります。厩戸皇子こと聖徳太子は仏教の普及に努めていた中で、この木をすぐに沈香だと見抜いたと記されています。
お香の歴史だけでなく、漢字からも面白いことがあります。漢字を分解すると、「一」「十」「八」と「日」の文字になり、「一十八日」と読めるのです。そのため、お香の日が4月18日になったのは歴史や漢字から考えても当然のことですね。
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