2023.04.13 up

4月13日に、日本では「喫茶店の日」!

4月13日は日本の「喫茶店の日」として知られています。1888年(明治21年)のこの日、日本初の本格的な喫茶店である「可否茶館」が東京上野の明治製菓本社別館にオープンしました。

この喫茶店は、洋風の建物で、1階にはビリヤード室があり、2階にはカフェがありました。当時、コーヒーは上流階級の人々に愛される人気のある飲み物でした。コーヒー一杯の価格は1銭から5銭までで、カフェの椅子代が加算されたりもしました。この価格は高すぎるとされ、3年未満後に「可否茶館」は閉店しました。

“Hari Kedai Kopi” Tiap 13 April di Jepang
日本初の喫茶店、「可否茶店」|写真:Japan Archives Association

その後、明治末期(1910年代)から大正時代にかけて、「カフェ」と呼ばれる喫茶店が全国に広がりました。1950年代には、「ジャズカフェ」「歌謡喫茶」などが登場し、日本中に広がりました。有名曲を流すコンセプトのカフェは、レコード盤の高価格のため手が届かなかった人々の間で人気を博しました。

従来の喫茶店は、アルコールを提供するホステスによって接客されることが一般的でした。1960年代から1970年代にかけては、「純喫茶」と呼ばれるアルコールを提供しない喫茶店が次々と登場しました。