12月4日は「血清療法の日」
12月4日は「血清療法の日」です。
1890年のこの日、ドイツの医学者・実業家のエミール・ベーリング氏と、日本の医学者・細菌学者で知られる北里柴三郎氏が、血清療法のきっかけとなる免疫体を発見したことにちなみ、記念日として制定されました。
血清療法とは、菌体を動物に少量ずつ注射して血清の中に抗体を生成し、その血清を患者に注射することで、体内に入った毒素を中和し無力化する治療法です。二人の博士は、「ジフテリア」と「破傷風」の二つの血清療法を発明しました。
現代の日本においては、ウマに免疫を行う「ウマ血清」が一般的です。ハブやマムシなどといったヘビの咬傷、破傷風やボツリヌスといった疾患の治療に用いられています。