2023.09.11 up

9月11日は「二百二十日」

9月11日は「二百二十日」です。これは「節分」や「八十八夜」などと並ぶ、日本の特別な暦日である「雑節」のひとつです。

二百二十日は、二十四節気のひとつである「立春」(2月4日頃)から数えて220日目にあたる日を指します。毎年日付は異なりますが、近年では9月10日や9月11日にあたることが多いです。

毎年、二百二十日の時期は台風が接近し、農作物への被害が後を絶たないため、農家の間では「厄日」として警戒されてきました。そのため、似た意味を持つ「二百十日」という雑節と二百二十日の時期は、台風を乗り越えるという名目で、日本各地で様々な祭りが開かれます。

富山県富山市八尾竹で行われる「おわら風の盆」はその代表例であり、もともとは風害除けと五穀豊穣を願う風鎮祭であったとされています。