更新日2026年01月08日
特別養護老人ホームいずみで働くコリヤーさん

未経験にもかかわらず3ヵ月で夜勤を担当。N1や介護福祉士の取得に向けて努力を重ねる

ニマトゥン コリヤーさん
(Nimatun Khoriyah)
2003年生まれ 中部ジャワ・チラチャップ市出身
日本のドラマや動画サイトを活用し独学でN3を取得

コリヤーさんは19歳のとき、技能実習生として来日。佐賀県にある自動車部品の製造会社で車のシートベルトを作る仕事を経験した。その際、「もっと日本の技術や知識を身に付けたい」という思いを抱き、特定技能人材として日本で働き続けることを決めた。

「介護の仕事をしている友人に『体力的には大変だけれど、利用者の笑顔がやりがいになる』と聞いていたので、特定技能の試験を受けるなら介護を選ぼうと考えていました。今までとは違う業種に挑戦することで、自分ができることを広げたいという思いもありました」

工場の仕事は人と会話する機会が少なく、日本語を使う場面も限られていたが、コリヤーさんは日本のドラマやYouTubeにある日本語学習の動画を見て、独学で日本語を勉強。2024年1月に介護の特定技能を取得、同年7月には日本語能力試験(JLPT)のN3に合格した。2025年6月に技能実習生としての契約が満了した後は、OGWPの紹介を受け、同年7月より東京都江戸川区にある「社会福祉法人自靖会 特別養護老人ホームいずみ」で特定技能人材として勤務している。

毎日1時間の復習が仕事を早く覚える秘訣

 コリヤーさんは未経験にもかかわらず、わずか3ヵ月で夜勤業務を任されるようになった。その成長ぶりに、同施設で外国人材の教育を担当する島田洋介さんは「未経験者で、ここまで短期間に夜勤を任せられるようになったケースは初めて」と驚きを見せる。コリヤーさんは、仕事を早く覚えるための工夫について次のように話す。

「家に帰ってから、毎日1時間は必ず復習する時間を取っています。業務中にわからなかったことや先輩の仕事の進め方をメモしておき、その日のうちに見直しています。また、介護の仕事では利用者さんとの会話や職員同士の引き継ぎに日本語が不可欠なため、語学の勉強も欠かせません。特に漢字は、以前の仕事ではあまり使いませんでしたが、ここでは記録や申し送りに必要になるため、重点的に勉強しています」

未経験の業種で戸惑うことも多そうだが、本人は「どんな仕事にも大変な部分はある。今の仕事を苦に感じたことはなく、やりがいを感じている」と前向きだ。一人暮らしをする中で、利用者と会話する時間が日々の楽しみにもなっているという。

N2・N1にも挑戦して日本語力を高めたい

現在は、より長く日本で働くことを目標に、介護福祉士の資格取得を目指している。日本語能力試験N2にも挑戦し、現在は結果待ちの状況だ。将来的にはN1まで取得し、日本語を教えられるレベルに到達したいと考えている。

最後に、日本で働くことを夢見る若者たちへのメッセージをもらった。

「業種に関わらず、どんな仕事にも苦しいことや大変なことがあります。日本語も漢字が多く、覚えるのは簡単ではありません。でも、がんばった分だけ介護福祉士や特定技能2号といった目標に近づきますし、日本語のレベルもアップするなど、必ず自分の成長につながります。経験していないことや知らないことを恐れずに、やりたい仕事や身につけたいスキルに向かって、ぜひ挑戦してほしいです」

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