1月26日は「文化財防火デー」

1月26日は「文化財防火デー」です。
1955年、当時の文化財保護委員会（現在の文化庁）と国家消防本部（現在の消防庁）によって制定されました。

1949年のこの日、現存する世界最古の木造建築物である法隆寺の金堂で火災が発生し、堂内の壁画の大半が焼損する事件が発生しました。また、同年には松山城の筒井門等3棟や松前城の天守２棟も火事によって焼失。国宝が相次いで失われることとなりました。

これにより、日本の文化財を日本の文化財を火災などの災害から保護し、日本人の文化財愛護思想を高める必要性が求められ、翌1950年に文化財保護法が制定。1955年に文化財保護行政が確立されたと同時にこの記念日も制定されました。

現在、毎年この日を中心に文化庁や消防庁、教育委員会や文化財保有者らが協力して防火訓練などが実施されています。