2022.01.07 up

新年を迎えて、お正月を満喫しよう!

鏡餅(写真AC)

お正月は、旧年が無事に終わったことと、新年を迎えたことを祝う年中行事で、日本では特に重要視されているイベントです。日本のお正月を楽しむためのポイントを行事や食事などの観点からご紹介します。

元旦には初詣に行こう!

初詣の様子(写真AC)

日本では、年が明けて初めて神社や寺院にお参りに行くことを「初詣」と呼び、新年を迎えた1月1日~3日の間に行く人が多いです。初詣では、無事に新年を迎えることができたことへの感謝をささげたり、一年の平和と健康を祈願したりします。

また、神社に詣でた場合は「おみくじ」と呼ばれるくじを引いて一年の吉凶を占ったり、前年に持っていたお守りを納めて新しく購入することもあります。

おせち料理を食べて一年の福を祈る!

おせち料理(写真AC)

お正月には「おせち料理」という特別なごちそうを食べます。歳神を迎えるお正月の期間は火を使った煮炊きをできるだけ避けるべきという信仰や、三が日の間は普段料理をしてくれている人も休めるようにという配慮から、日持ちのする料理が詰められており、それぞれの料理が縁起を担いだものになっていることが特徴です。

例えば、黒く日焼けするほどマメに働けるようにと健康を祈願した「黒豆」、長いひげと腰の曲がった様子から長寿を祈願した「海老」、金銀財宝に見立てた「栗きんとん」、魔よけの赤と清浄の白で縁起が良いとされる紅白の組み合わせの「かまぼこ」や「なます」などが一般的です。地域差が大きく、日本各地でそれぞれの地域の伝統的なおせち料理が食べられており、中には「めでたい」との語呂合わせで焼いた「鯛」を食べることもあります。

お年玉が子供の最大の楽しみ!

一般的なお年玉袋(写真AC)

新年を迎えた子供の最大の楽しみがお年玉です。両親や祖父母、親戚の年長者からお金やそれに準ずるものがもらえるのです。古くは、家長が鏡餅を切り分けて子供たちに分配し、餅に宿る霊力を得ることで、子供が一年を無事に過ごせるように願う儀式だったという説があります。近現代においては餅を家で作る風習が廃れてきたこともあり、1955年ごろから金銭が配られるようになってきたと言われています。ポケモンやプリキュアなど子供に人気のキャラクターが描かれたお年玉袋も市販されており、中身と併せて子供たちを喜ばせています。

お正月の時期に日本を訪れた際にはぜひ、神社や寺院などにお参りに行き、おせち料理を食べてみてください。
日常から離れ、新年を祝う雰囲気を楽しむことができます。人気の福袋などを買いに行くのもおすすめです。