外国人材でも店長を目指せる
環境で、大好きなラーメンを作り
続けたい
リチャルド プラタマ プトラさん
(RICHARD PRATAMA PUTRA)
1994年生まれ
東ジャワ・ジェンベル出身

技能実習生時代に食べた一杯のラーメンが「つじ田」で働くきっかけ
日本で働いた経験を持つ叔父の話を聞き「自分も日本で働きたい」と思った彼は、2015年に技能実習生として来日。2018年までの3年間、車の部品の梱包・発送を行う仕事に就いていた。
「一緒に働いていた友達に誘われて日本のラーメンを食べた時、あまりのおいしさに感動しました。これがきっかけで『次に日本に来る時はラーメン屋で仕事がしたい』と思ったのです」

同じ外国籍スタッフの店長からの応援が心の支えに
3年間の技能実習を終えて帰国後に、外食の特定技能のビザを取得したプラタマさんは、大好きなラーメンを作ることができる「つじ田」に入社した。しかし、実際に飲食店で働いた経験がない彼にとって始めての業務が多く、特に包丁を扱う業務は慣れるまでに時間がかかったと言う。
時にはミスをして店長やマネージャーから指導を受けたこともあったが、「諦めなければ必ずできるようになる」「諦めたらそこで終わり」と自分を鼓舞し、日々努力を重ねた。
そんなプラタマさんの心の支えになったのが、ミャンマー人の店長だ。
「店長とは上司と部下という関係でしたが、プライベートでは友達のように接してくれました。仕事の悩みを相談することも多かったのですが、その度にアドバイスをしてくれたし、時には『大丈夫だよ、ちゃんとやればできるよ』と応援してくれたので、今まで『頑張ろう』と思うことができました」
真面目に頑張れば、外国人でもマネージャーになれる
現在働いている「つじ田 恵比寿店」では、副店長としてオープンから携わった。最初は新しいスタッフとの連携やアルバイトの育成に苦労したが、日々を重ねていくうち徐々にスムーズな運営ができるようになった。
「この会社のいいところは、真面目に仕事を頑張れば、外国人でも責任のある仕事を任せてもらえることです。上の役職に行くためのサポートもしてくれるので、どんどん成長できる環境だと思います」
そんなプラタマさんの目標は、特定技能2号を取得して日本で働き続けることだ。 オイシーズでは、外国人スタッフが特定技能2号を取得するための補助やサポートを行っている。受験を希望するスタッフには専用のチャットグループで試験情報を共有するなど、やる気のある人が挑戦しやすい環境づくりを進めている。
プラタマさんもまた、会社のサポートを活用しながら特定技能2号の取得を目指すと言う。「ゆくゆくは店長、さらにはマネージャーを目指したい」と、常に目標を持って努力を続けるプラタマさん。休日には大好きな日本の映画を見て日本語を勉強するなど、楽しみながら日々スキルアップに励んでいる。
「これから日本で働きたいと考えているインドネシアの皆さんには、『失敗しても諦めないことが大事』だと伝えたい。僕も店長になれるように頑張ります」
