最大都市は愛媛県の松山市。次いで、香川県高松市です。
本州の広島県と愛媛県は瀬戸内しまなみ海道で結ばれており、自転車やバイクのツーリングでも人気です。さらに、徳島県と兵庫県は明石海峡大橋、岡山県と香川県は瀬戸大橋を使って往来が可能。瀬戸大橋は自動車だけでなく鉄道でも渡ることができます。また、フェリーでも本州や九州に渡ることが可能です。
四国の中は、鉄道が各県を繋いでいます。
日本の中では比較的温暖な地域ですが、最も寒い1月の平均気温は、6℃前後。標高の高い山間部では雪が積もり、スキー場もあります。
また四国の中でも気候には大きな違いがあり、高知県は日本でも毎年1位、2位を争う降水量がある一方で、香川県は降水量が少なく、独特の小麦文化が発展しました。現代でも、夏場は水不足が問題になることもあります。
四国を流れる四万十川は、大規模なダムが建設されていないことから「日本最後の清流」と呼ばれています。
香川県を中心とした地域は、雨が少なく、稲作の代わりに、独特の小麦文化・うどん文化が発展しました。そのため、数多くのうどん専門店が集まり、地元住民だけでなく、観光客からも人気です。
四国には「四国三大祭」と呼ばれ、日本でも多くの人が知っている伝統的な祭りがあります。中でも徳島市の阿波踊りは知名度が高く、400年以上の歴史があるとされています。公園や通りなど、街中のあちこちに会場が設けられ、徳島中が踊ります。また、四国88カ所の霊場を礼拝する「四国遍路」は、日本人の巡礼者が減少傾向にある中で、海外、特にヨーロッパからの巡礼者が年々増えています。
全体としてはほかの地域と比べると訪日・在留の外国人ともに多くはありません。国籍別では台湾、香港、中国からの訪日客が多い傾向にあります。
香川県では、国際芸術祭の開催や、うどんのPRなど、外国人旅行客の誘致に力を入れています。