1958年1月20日にインドネシアと日本の平和協定が締結されて以来、両国は長い外交関係を築いてきました。この関係は、経済、政治、安全保障の側面だけでなく、社会や文化の分野にも広がっています。
今年、インドネシアと日本は国交樹立65周年を迎えました。これを記念して採用された「Satu Hati, Kokoro Hitotsu Ni」という理念は、両国の緊密な結びつきを表しています。
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IJFF 2023
社会や文化面における外交関係のひとつとしてIJFF 2023があります。
在日インドネシア人に母国の雰囲気を楽しんでもらうために、毎年開催されているフェスティバルです。駐日インドネシア共和国大使館や、KYODAI Remittance、Indonesia Community in Japan(ICJ)、Sanggar Duta Melati、Basundhari、一般社団法人在日インドネシア経営者協会(APIJ)、有限会社フジヤマコムなど、多くの企業や団体の後援・協力のもとに開かれています。
10月14日、15日に代々木公園で開催されたこのイベントでは、インドネシアのさまざまな料理や伝統文化、パフォーマンスが紹介されました。
インドネシアの伝統芸能や食べ物が集結!
スタッフが訪れた初日の10月14日は、駐日インドネシア共和国大使館特命全権大使ヘリ・アフマディ氏によって開会が宣言され、Reog Japshter PSHT Japanによる民族舞踊レオグ・ポノロゴのパフォーマンスが行われました。
またメインステージでは、アンクルンの演奏やバリ・スカール舞踊、アチェのサマン踊りといった伝統舞踊、Pinkan Indonesiaによるコリンタンの演奏など、さまざまな伝統芸能が披露されました。
そのほか、両国の友好親善大使を務める日本のシンガーソングライター、加藤ひろあき氏によるミニコンサートや、インドネシアのジャズミュージシャンのDwiki Dharmawan Quintet、Ita Purnamasari、Ivan Nestormanによる演奏もステージを盛り上げました。
また、イベント会場には、ナシパダンやバリ風ナシチャンプール、サテパダン、甘い練乳コーヒーなどの本格的なヌサンタラ料理が味わえる飲食ブースや、小物・衣料品ブースも設置され、来場者が殺到しました。
フェスティバルにはインドネシア人だけではなく、インドネシアの料理や文化が好きな多くの日本人も訪れました。また、なかには他国からの観光客の姿もあり、多国籍の来場者が2日間のフェスティバルを楽しみました。