新年の始まりは「初日の出」を見よう!きれいに撮影するコツと注意点
日本人にとってお正月の定番行事のひとつに「初日の出」があります。ここでは、初日の出とは何か、どのような風習なのかをご紹介します。

「初日の出」って何?どんなことをするの?
初日の出とは、新しい年が始まる1月1日(元日)に昇る太陽のことを指します。日本では、元日の朝に初日の出を拝み、新しい一年の健康や幸せを願う風習があります。
海岸や山、展望台など、日の出がよく見える場所に早朝から出かけ、家族や友人と一緒に初日の出を楽しむ人も少なくありません。近年では、写真を撮ってSNSに投稿する人も増えています。
映え写真を撮るための5ヵ条
1.太陽だけでなく、周りの景色も一緒に写すべし
太陽だけを撮るよりも、海や山、その土地ならではの風景と組み合わせることで、「その場所で迎えたお正月」という特別感のある写真になります。
2.太陽は少し端に寄せるべし
太陽を画面の中央ではなく、少し端に寄せることで、空や雲、海・山の風景をバランスよく写せます。地平線や水平線は、画面の中央かやや下に配置するのがおすすめです。
3.遠近法を使って遊ぶべし
手前に自分の手を写すと、太陽を手のひらに乗せているような写真が撮れます。鳥居や灯台などが近くにある場合は、それらを手前に入れることで、奥行きのある1枚になります。
4.反射を生かすべし
海や川、ガラス張りの建物がある場所では、太陽の光が反射して幻想的な写真が撮れます。水面に映る光を意識すると、印象的な構図になります。
5.連続で撮影すべし
初日の出は、時間とともに光の色や強さが大きく変わります。太陽が昇る前から昇りきるまで、連続で撮影しておくと、後からお気に入りの1枚を選びやすくなります。

初日の出を見るときの注意点
初日の出は早朝に屋外で見ることが多いため、事前の準備が大切です。また、多くの人が朝日を見に訪れるため、人混みにも注意が必要です。安全で気持ちよく新年を迎えるために、以下の点に注意しましょう。
防寒対策をしっかりする
元日の朝はとても冷え込みます。コートやマフラー、手袋などを身につけて、しっかり防寒しましょう。長時間外にいる場合は、カイロがあると安心です。
足元と周囲に気をつける
日の出前はまだ暗く、足元が見えにくいことがあります。特に海岸や山道、展望台では転倒に注意が必要です。歩きやすい靴をはき、必要に応じて懐中電灯やスマホのライトを使いましょう。
時間に余裕をもって行動する
初日の出の名所は混雑しやすく、駐車場や交通機関も込み合います。日の出時刻よりも早めに到着できるよう、余裕をもって行動するのがおすすめです。
周囲への配慮を忘れない
写真撮影に夢中になると、周囲の人の視界を遮ってしまうことがあります。三脚の使用や立ち位置には注意し、譲り合って楽しみましょう。
天候と日の出時刻を事前に確認する
雲が多い日や天候が悪い日は、初日の出が見えないこともあります。事前に天気予報や日の出時刻を確認しておくと安心です。
日本での思い出に「初日の出」を見てみよう!
初日の出は、新しい一年の始まりを感じられる、日本ならではの風習です。今年のお正月は、ぜひお気に入りの1枚を撮りながら、特別な朝の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
参考:国立天文台「初日の出情報(2025年1月)」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/01-topics01.html
※2025年12月27日時点の情報
※写真は「Japan View」編集部が撮影
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