2025年12月25日

日本最大級の文房具イベント「文具女子博」で発見したおもしろ文具を紹介!

日本最大級の文房具イベント「文具女子博2025」が、12月18日から21日までの4日間、神奈川県・パシフィコ横浜で開催されました。

「文具女子博」は、限定商品や先行販売の文房具を直接手に取って購入できるイベントです。2017年の開催以来、東京や大阪を中心に実施され、累計来場者数は約70万人にのぼります。

9回目となる今回は「今日、どれにする?文具コーデ」をテーマに、その日の気分に合わせて選べる文房具が集結。過去最多となる184社が出店し、ノートやボールペンといった定番文房具から流行のシール帳まで、5万点以上の商品が並びました。

本記事では、会場で特に印象に残った文房具を5つの視点から紹介します!

デスク周りや持ち物をかわいく彩る「猫×文具」

日本人にとって身近な存在である猫は、雑貨や文房具のデザインとしてもよく取り入れられます。今回のイベントでも、猫モチーフの文具が目立ちました。

イラストレーター・kaloさんの「きせかえ ねこの女子会 -kalo-」は、猫の顔・体・足をパーツごとに組み替えて貼れるステッカーセットです。マスキングテープ素材で、ノートやスマホにも簡単に貼れます。

猫をモチーフにしたホッチキス「シリコンカバーホッチキス“ねこ”」は、三毛猫、サバトラ、クロネコの3種類で展開。前足には肉球がついており、猫好きにはたまらないデザインです。

学研ステイフルの「ノートにかぶせる猫耳ポーチ」は、ニット帽のような見た目が特徴。ノートに被せて使える仕様で、持ち運びの際もファッションアイテムのように楽しめます。

昭和・平成のなつかしさが感じられる「レトロ×文具」

昭和や平成に流行したデザインを取り入れたレトロ文具は、日本だけでなく海外の若者にも注目されています。イベントでは、昔ながらの喫茶店をイメージした“レトロ喫茶”の文具を中心に、なつかしさを感じる商品が販売されました。

レコードジャケットの製造技術を応用した「NEOレコード メッセージカードシリーズ」は、ミニジャケットとレコード型のメッセージカードがセットになった商品です。6種類のジャケットデザインには、それぞれ異なるカードが付いています。

黒板消しがスマホやタブレットの画面クリーナーになった「懐かしの黒板ふきシリーズ 画面クリナーストラップ」は、学生時代の思い出が呼び起こされる一品。このほかにも、ジャポニカ学習帳デザインのクリアポーチや、昭和レトロブームで再注目されている「フエキくん」のトートバッグなど、学校にまつわるデザインの文具も多く見られました。

多色展開で好きな色を選べる「推し活×文具」

好きなアイドルやキャラクターを応援する“推し活”の広がりを背景に、色やデザインを自由に選べる文具も増えています。

付箋ブランド・Kamideaの「おまもりふせん」は、青・緑・ピンクなど7色から好みの色を選べます。吉祥模様(きっしょうもんよう)という縁起のいい柄があしらわれており、和の雰囲気も感じられるのが特徴です。

TTCコンサイスがイベント限定で販売したのは、定規や分度器をモチーフにしたカラーキーホルダー。鮮やかな蛍光色で目を引き、バッグやポーチに付けるとアクセントになります。さらに、長さや角度を測れる実用性も備えています。

日本の食文化をユーモアで表現した「食べもの×文具」

お寿司やうどん、お弁当など、身近な食べものをユーモアたっぷりに再現した文房具も、来場者の注目を集めました。

イベント限定で販売された「海鮮巻マスキングテープ3巻セット」は、1本の海鮮巻きにお寿司柄のマスキングテープがランダムで3種類入ったセットです。マスキングテープには金色の箔が施され、華やかな見た目が特徴です。

香川県の印刷会社・マルモ印刷の「うどんメモ」は、実在するさぬきうどん店のメニューをデザインした丸型のメモ。かけうどんや釜玉うどん、肉うどんなどの多彩なデザインが揃い、全種類集めたくなる楽しさがあります。

そのほか、お弁当やおにぎりをモチーフにした卓上カレンダーや、スイーツの中に動物が隠れたメモ帳など、デスク周りを賑やかにする文具が揃いました。

畳や大仏など、日本の象徴を生かした「和×文具」

日本ならではの文房具として印象的だったのは、和紙のしおりや、着物・武将をデザインしたメモ帳などの伝統文化を取り入れた商品です。

奈良県の文具店・coto monoの「大仏クリップ」は、山型クリップに大仏の顔を印刷したデザインで、遠くからでも存在感がありました。

ハサミや手紙などの文房具をモチーフにした「畳縁(たたみべり)」雑貨を扱うFLAT(高田織物)のブースでは、スマホショルダーストラップ作りのワークショップも実施。文具というテーマを通して、日本の技を感じられました。

体験企画やフォトスポットも充実!

会場では、文房具の魅力を体感できる企画も開催。好みの包装紙で缶バッジを作る「ときめきマイ缶バッジ工房」や、レシートの長さで文房具への熱量を数値化する「文具沼」のフォトスポットなど、来場者が参加しながら楽しめるしかけが用意されていました。

「文具女子博2025」で販売されたグッズは、2026年1月7日~19日の期間、オンラインでも購入できます。今回参加できなかった人は、ぜひこちらもチェックしてみてください!

詳細:https://bungujoshi.com/event/online_2026winter/

「文具女子博」公式サイト
https://bungujoshi.com/