2024.12.14 up

12月14日は「忠臣蔵の日」

12月14日は「忠臣蔵の日」です。
1702年のこの日、47人の赤穂浪士が主君・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が討ち漏らした吉良上野介(きらこうずけのすけ)を、亡き主君に代わり討ち取りました。「赤穂事件」と呼ばれるこの事件は、『忠臣蔵』という名前で映画や歌舞伎の演目にもなっています。

赤穂事件は、江戸城で浅野内匠頭が吉良上野介に切りかかったことが発端となっています。事件当時の江戸城では、幕府が朝廷からの使者を接待している最中であったため、刀傷沙汰を起こした浅野内匠頭は即日切腹の処分を受け、浅野家は所領の播州赤穂を没収のうえ改易されましたが、吉良上野介におとがめはありませんでした。

浅野家だけに刑罰が与えられたことに対し、家臣である赤穂浪士は反発。藩主の無念を晴らすべく、前述のような討ち入りを実行しました。この討ち入りについては当時から賛否両論がありますが、「忠義を尽くす武士のかがみだ」として赤穂浪士たちに味方する民衆が多かったそうです。