2024.01.21 up

1月21日は「ライバルが手を結ぶ日」

1月21日は「ライバルが手を結ぶ日」です。
1866年のこの日、長州藩の木戸孝允と薩摩藩の西郷隆盛が、土佐の坂本龍馬を仲介にして京都で会見し、倒幕のために薩長同盟(薩長連合)を結んだとされています。

薩摩藩と長州藩は、京都を中心とする幕末の政治世界において勢力の強い雄藩として大きな影響力を持っていました。しかしながら、公武合体の立場から幕府の開国路線を支持しつつ幕政改革を求めた薩摩藩に対し、長州藩は急進的な破約攘夷論を奉じて反幕的な姿勢を強めており、両者は相容れない立場にありました。

そのため、最初は対立関係にあった長州藩と薩摩藩が、倒幕の目的のために敵対心を克服したことから、この日を「ライバルが手を結ぶ日」と呼ぶようになりました。薩長同盟は後の明治維新に著しい影響を与えた出来事としても広く知られています。