6月13日は、「国際アルビニズム啓発デー」
アルビニズム(先天性白皮症)は、メラニン色素合成の減少や欠損が原因で、弱視や色素の薄い肌、白い髪といった身体的特徴が発現する遺伝性疾患です。民族や人種、性別を問わず世界中にみられます。
アルビニズムの人々は、知性や能力で劣ることはありませんが、様々な差別や偏見にさらされています。特にタンザニアをはじめとしたサハラ砂漠以南のアフリカではアルビニズムの割合が高く、その体が幸運をもたらす秘薬の材料として殺される事件が頻発しています。
カナダのアルビノ(先天性白皮症の患者)であるピーター・アッシュ氏がこうした現状について国連に働きかけ、制定されたのが「国際アルビニズム啓発デー」です。アルビニズムの人々に対する差別や偏見をなくし、理解を高めることが目的とされています。