2023.05.19 up

5月19日は日本の「ボクシングの日」、白井義男選手の勝利を記念!

5月19日は、日本の「ボクシングの日」として毎年記念されています。この日は、2010年に日本プロボクシング協会によって制定されました。

1952年の5月19日に、日本のボクサーである白井義男選手がフライ級チャンピオンのハワイダド・マリノとの試合に勝利しました。白井選手は東京・後楽園球場で激しい15ラウンドの戦いの末、日本初のボクシング世界王座を獲得しました。

白井選手の勝利は、日本にとって新たな歴史と国民の希望となりました。戦後の日本は物質的にも精神的にも困難な時期であり、自信やエネルギー、熱意を失っていました。しかし、野心的な白井義男選手が世界的に高く評価されるマリノ選手との試合で日本社会に影響を与えました。この試合を見るためにはじけるような熱気で東京・後楽園球場には4万人の観客が集まりました。また、ラジオの視聴率も83%を超え、当時の最高記録となりました。そのため、白井選手は「希望の光」として称えられています。

しかし、1954年11月に白井選手はアルゼンチンのパスカル・ペレスに敗れ、世界王座を失いました。白井選手はペレスとのリターンマッチを行いましたが、ラウンド5でKO負けし、現役を引退することになりました。それでも、そのリターンマッチのテレビ視聴率は96.1%を超え、当時の最高記録となりました。

白井選手の敗北にもかかわらず、日本社会は物質的・精神的に向上しようとする情熱を失うことはありませんでした。毎年、「ボクシングの日」には全国のボクシングファンがイベントを開催し、ボクシングの世界や選手たちを鑑賞します。