2025年08月13日
いよいよスタート!日本の暮らし:その①
転入手続きをしましょう
楽しみにしていた日本での生活が始まります。まず最初に必要な手続きを、一緒に勉強していきましょう! 入国してきた外国人がはじめの1週間で済ませておきたい手続きについて、これからわかりやすくまとめていきます。
まず、日本であなたが生活する住民の転入の手続きを行いましょう。

転入の手続きについて
在留カードを受け取り、日本で生活する家が決まったら、住んでいる地域の役所で14日以内に転入届を提出し、在留カードの裏面に住所を記入してもらいます。住所を在留カードに記載していなければ、警察や出入国管理局の職員に見せなければならないときに罰則の対象になってしまうこともあります。
在留カードを持っていればパスポートを持ち歩く必要がなくなります。在留カードは常に持っておく必要があります。近所のコンビニに短時間、買い物に行くだけであっても、在留カードを持ち歩く習慣を身に着けておきましょう。
転入の手続きは通常短時間で終わりますが、あなたが住む地域によっては混雑などの影響で、1日かかることもあります。事前に市役所(区役所)が開庁している時間を確認しておきましょう。
最寄りの役所を調べたい方はこちら:https://www.kurunavi.jp/en/municipality/index.html
※役所の呼び方は、これから住む地域や場所によって、市役所や区役所、町役場と少しずつ名前が変わってきます。これから暮らす最寄りの役所の呼び方は調べておきましょう。
ポイント
- 転入の手続きにはパスポートと在留カードが必要です。
- 在留カードに記入してもらった住所は、間違いがないか必ず確認しましょう。
外国人が知っておくべき手続きについて
役所では、その地域で生活するために必要な手続きを行ったり、知っておくとお得な情報を入手することができます。今回は、はじめて日本で生活する上で、最低限必要なことをリストアップします。
- 住民票を取る
日本の住所の転入が済むと、住民票を取ることができます。住民票は会社で働き始めるときや銀行口座を新しく開設するときに必要になります。また、住民票には、あなたの氏名や住所だけでなく、在留資格、在留カードの番号や在留期限などの情報を記載することもできます。 - マイナンバーカードの作成
マイナンバーカードを持っていると以下の3つができます。
(1) お店などで本人確認を求められたら、パスポートや在留カードの代わりになります。
(2) 役所で取る住民票などの書類をコンビニのコピー機で取ることができます。
(3) 病院に行くときに必要な健康保険証として使用できます。 - 国民年金・国民健康保険の加入
日本の会社はいくつかの種類があり、株式会社や有限会社などの法人として登録されているところもあれば、個人事業主が経営しているところもあります。厚生年金や社会保険に加入しない場合は、国民年金と国民健康保険への加入手続きをしておかなければなりません。日本の会社を退職して帰国するときには、納付した年金が一部が戻ってくる制度もあります。 - 在留カードの更新に必要な書類を集める
日本で働いている外国人は、在留カードの期限が切れてしまうと本国に帰らなければなりません。そのため、在留カードは毎回期限が来る前に更新する必要があります。出入国管理局で更新の手続きをするときに、税金の課税証明書や納税証明書などを窓口で取ることができるので、忘れないで覚えておきましょう。
ポイント
必要枚数の住民票を忘れずに取りましょう。
- 住民票を提出しなければならない場面が数多くあります。住民票とはあなたがこの場所に住所があることを公的に証明する書類です。
- 厚生年金や社会保険の加入で個人番号付きの住民票が必要になってくるので、役所で取る前に必要な枚数を確認しておきましょう。