2023.06.09 up

日本で学ぶためにはどうしたらいい?

日本には、合計3000校を超える大学、短期大学、専門学校があります。
ノーベル賞受賞者を輩出するような最先端の研究から、地域に密着した実践的な取り組み、さらには漫画やアニメといったポップカルチャーまで・・・。
日本で学べることはたくさんあります!

写真:acworks(photo AC)

海外からの留学生も多い日本の学校。
それでも、初めて日本に留学する人も多いのではないでしょうか?

そこで、このページでは日本へ留学する時の手順を紹介します!

留学したい学校を決める

まずは、日本への留学情報を集めてみましょう。学生の方なら、学校内の留学支援の窓口に相談してみるのが一番です。学校内に留学支援の窓口がない場合や、学生出ない人であれば、日本政府公認の留学情報サイト『Study in Japan』で情報を得ることができます。資料を提供してくれる学校もあるので、積極的に連絡を取ってみましょう!
留学時期の1年前には、志望校を決めておきましょう。
Study in Japan

入試に向けて下準備をする

留学したい学校が決まったら、入学試験に向けての準備をしましょう!
試験勉強はもちろん、書類の手続きもあります!計画的にスケジュールを作っておくことが留学への第一歩です!

  • 入学資格・試験内容の確認 & 入学願書の取り寄せ
    留学したい学校が決まりましたら、入学資格や試験内容を確認し、入学願書を取り寄せておきましょう。入学資格には、日本語能力試験(JLPT)や日本留学試験(EJU)などのスコアを求められる場合があります。自分が留学したい学校が、どのような試験のスコアを必要としているのかよく知っておきましょう。
  • JLPT、EJUなどの受験
    留学を希望する学校が必要とする各試験を受験します。日本への留学で主に必要な試験は日本語能力試験(JLPT)と日本留学試験(EJU)です。それぞれ説明します。
    • 日本語能力試験(JLPT)
      日本語の語彙や文法、コミュニケーションに対する知識量を評価する試験です。日本への留学に限らず、日本に関する企業への就職や日本語専攻の学生が自身の能力をチェックするためなど、幅広い目的で受験されています。
      試験のレベルは5段階(N1~N5)に分けられており、N1が最もレベルの高い試験になります。N2でも受験できる日本の大学もありますが、日本への留学を考えているならN1取得を目指しましょう。
      試験は毎年7月と12月に行われます。試験日や試験実施会場などをチェックしましょう。
      JLPT Indonesia
    • 日本留学試験(EJU)
      日本の大学で学ぶための日本語能力や基礎学力を評価する試験です。
      日本の大学のほとんどはこの試験を評価対象にしています。受験科目は「日本語」の他に「総合科目」、「理科」、「数学」の4科目で、入学を希望する大学が指定した科目を選択して受験します。
      EJUは、毎年6月と11月に試験が行われます。試験会場など、EJUについての情報は日本学生支援機構(JASSO)のホームページで確認することができます。
      独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)

学校によっては、JLPTやEJUの他にTOEFL、TOEIC、IELTSといった英語能力試験の成績を求める場合もあります。入学したい学校が、どんな試験のスコアを求めているのか入念に調べましょう。
そして、JLPTとEJUの実施は基本的に年2回です。入学したい時期に合わせて、どのタイミングでこれらの試験を受けたらいいのかスケジュールを立てましょう。

学校へ出願する

入学希望先の学校へ必要書類を送り、受験料金を支払いましょう。出願期限を過ぎてしまうと受験資格が与えられないので、出願についてわからないことがあれば、すぐに受験先の学校に問い合わせましょう。

学校が用意した入学試験を受ける

先述のJLPT、EJUのスコア評価の他にも、学校によっては面接や記述などの入学試験を実施する場合があります。しっかり対策しておきましょう!
また、実際に来日して受験する場合があります。パスポートなどの用意が必要になるので、試験方法については学校に確認を取っておきましょう。

入学手続き

無事に合格できたら、入学手続きを行います。重要な手続きもいくつかあるので、期限をしっかり守りましょう。

  • 入学許可証の受け取り
    学校から送られる入学許可証を受け取ります。ビザの申請や来日後の学校での手続きに必要になるので、忘れずに手元に持っておきましょう。
  • 授業料の支払い
    入学先の学校の授業料を支払います。多くの学校では、1年を前期・後期の2回に分けて授業料を支払います。急に授業料の支払いが困難になってしまった場合は、留学生向けの奨学金もありますし、成績が優秀なら授業料が免除になる場合もあります。
  • 学生寮の手配
    学校によっては、留学生向けに用意された寮や宿舎があります。家賃を安く済ませられるだけでなく、ルームメイトや同じ寮に住む学生との交流の場にもなるので、一人での生活が不安な人は学生寮の手配があるかどうか学校に問い合わせてみましょう。

渡航に必要なものを用意する

入学手続きを終え、来日日程も決まったら、次は渡航に必要なものを用意しましょう。渡航に必要なものは、主にパスポートと査証(ビザ)です。

  • パスポート
    パスポートを持っていない人や有効期限が過ぎてしまった人は、最寄りの出入国管理事務所で申請しましょう。パスポートの発行には一週間ほどかかるので、あらかじめ用意しておくのもいいかもしれません。
    また、IC付きパスポート(E Passport)にすれば、15日以内の滞在ならビザの申請が免除されます。受験のために一時的に来日しなければならない時などはとても役に立ちます。パスポートを申請する際はIC付きパスポートで登録することをお勧めします。
    ※E Passport については在インドネシア日本国大使館が詳しく説明しています。
    インドネシアのIC旅券所持者に対するビザ免除事前登録によるビザ免除について
  • 査証(ビザ)
    留学で日本を訪れる際は「学生ビザ」が必要になります。ビザの申請は、最寄りの総領事館などで行います。ジャカルタにある日本大使館では、原則ビザの申請は行われません。ジャカルタに在住の方は、日本ビザ申請センター(JVCA)で申請します。
    また、学生ビザの申請には留学先の学校から受け取る入学許可証の提示が必要になります。
    インドネシア国内にある日本の在外公館
    日本ビザ申請センター(JVAC)

その他注意点、お得な情報

  • 写真や身分証明書の用意もお忘れなく!
    パスポートやビザの申請には、顔写真や身分証明書(KTP)の他、住所や連絡先などの情報が必要になります。出入国管理局では顔写真の撮影を行ってくれるサービスがありますが、もしもの時のために用意しておきましょう。
  • Visit Japan Webを活用しよう!
    入国時の手続きを簡単にするために「Visit Japan Web」を活用してみてはいかがでしょうか。
    「Visit Japan Web」は、検疫、入国審査、税関申告などをオンラインで行うウェブサービスです。
    航空券、パスポート、登録用のメールアドレスの3つがあれば簡単に手続きが行うことができます。ウェブやアプリで手続きを済ませると、入国時には専用のQRコードを読み取るだけで入国が完了します。入国時の書類手続きを無くすことができるので、スムーズに入国したい方は是非使ってみましょう!

Visit Japan Web