関東

KANTO

概要

行政の中心である南関東と、東北に繋がる北関東に分けられる

観光資源を生かした人気スポットが各地に点在

南関東だけでなく、群馬県にも外国人が多く住む

地理

大きくは、首都機能を担う「南関東」と東北地方に近い「北関東」に分けることができます。南関東は日本の行政の枢軸である東京を中心に、住宅地や工業地が広がる最も人口密度の高い地域です。東京以外の主要都市は、横浜市、川崎市、千葉市など。鉄道やバスなどの公共交通機関が整備されており、移動に困ることはほとんどありません。また、全国空港乗降客数1位の東京国際空港(羽田空港)と2位の成田国際空港が、日本国内と世界を結んでいます。

自然

都心では高いビルや住宅が広がり、自然はほとんど残されていません。しかし、都心から離れた東京の西側や、北関東では、豊かな自然が残されています。日光や鬼怒川などは、東京周辺に住む人々にとって、気軽な旅先として人気です。
また、北関東や千葉県では農地が広がり、東京に向けた農産物の生産が行われています。特に千葉県はネギやダイコンなどの野菜の生産が盛んです。
夏は非常に蒸し暑く、大型台風や「ゲリラ豪雨」には注意が必要です。冬は晴れた日が続き、空気が乾燥します。山沿いを除けば雪もほとんど降りません。

観光&文化

南関東にも北関東にもそれぞれの観光資源を生かした人気スポットが多くあります。
横浜市の港の周辺は、異文化交流の歴史を感じさせる赤レンガ倉庫や、古い洋館が立ち並び、デートスポットとしても人気です。
また、北関東の草津温泉は、2020年まで18年連続で「にっぽんの温泉100選」で1位に選ばれており、「日本三名泉」の1つに数えられています。
そのほか、日光や箱根、鎌倉、鬼怒川などが定番の観光地です。

外国人コミュニティー

東京、神奈川の大都市は外国人旅行者だけでなく、在住者も多く、行政などのサポートも整備が進んでいます。
一方、北関東は旅行者こそ多くないものの、群馬県には外国人が多く住んでいます。2019年の調査では在留外国人は約6万人。県民人口の約3%を占め、隠れた国際都市ともいわれています。特にムスリムの集まる伊勢崎市には「伊勢崎モスク」があり、周囲にはムスリム対応の食品店やレストランなども多くあります。